引っ越し、そして猫脱走

ほぼ引っ越し完了。

本棚に本もおさめ、大分部屋らしくなってきたので、さっそく近所の公園に猫をつかまえに行く。キャリーにタオルをしき、またたびの粉末をかける。餌も中に仕込み、準備完了。

これで、目当ての猫のところに向かったところ、十匹以上の猫に囲まれた。もってもて状態である。

で、なかの一匹、目当てでもなんでもない猫が勝手にキャリーの中に入り、出てこないので、仕方なくこいつを飼うことにした。家に持って帰る途中、またたび酔いから素に戻り、少し暴れたが、キャリーを脱獄するほどの力はない。なきわめくのにも疲れると、キャリーのなかで、しょんぼりしていた。

家のなかに入ると、さすがに緊張気味。しっぽを巻いて、おびえていたが、段ボールに毛布をしき、湯たんぽを置いてやると、うとうとしはじめた。あんまり、いじくるよりは、一匹にさせ、落ち着かせようということで、新居では長さが足りないことが判明した物干し竿を近所のスーパーに買いに行った。

色々と妄想しながら、リードや、爪切り、ブラシ、猫用シャンプーも購入。

で、帰ってきたら、もう猫はいなかった。

本棚の本が少し落ちていた以外はあらされた形跡もなく、本当に雲か霞のように消えた。ベランダの窓の鍵をかけていなかったので、ここから逃げたとしか思えない。しかし、まさか、自分で窓をあけて逃げ出すとは……

新居一代目ペット猫、在籍期間、わずか……一時間……引っ越し早々、なにかに負けた。

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三国志連載小説
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黒澤はゆま

Author:黒澤はゆま
歴史小説家。はゆまは古語で「早馬」「報せ」の意味。小説のことや歴史のこと、また日々の徒然のことを、「報せ」ていこうと思います。三国志を舞台にした小説「花武担」連載中。

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