叙々苑

昨日は仕事納めだった。

定時後は、大阪伊勢丹三越十階の叙々苑へ。一番高いコース、雪会席を頼む。

やっぱり高い肉は美味い。前菜もこってるし、締めのスープが、急に上等のものを食べさせられてびっくりしている胃を優しくいたわってくれる。

しかし、今年は色々あった一年だった。まず昼間の仕事の方から振り返ると、危うくクビになりかけた。

新規プロジェクトのジョブ設計を任されていたのだが、そのジョブフローのドキュメント形式で上長と衝突。たかだか、パワーポイントの枠の中にもう 一つ項目を付け加えるか、付け加えないか程度のことで、椅子を蹴ってしまった。

幸い間に入ってくれる先輩がいて、薄皮一枚クビはつながったが、危ないところだった。小説の方に生活の主軸をおいてしまっているとはいえ、人並みに稼ぐことも大事。身分証明に今の会社の名前は結構便利だし、自分程度の技術力で、勤務時間に融通を利かせてくれ、わがまま放題も許してくれるありがたい職場だ。もう少し大事にしよう。

夜の仕事、つまり小説の方はというと、苦労も多かったが、楽しく、やりがいのある一年だった。エージェントを通じて、拾い上げてもらった原稿を、編集者さんの要望に従って改修するという作業を続けていたわけだが、この一年で、自分の作品が他人の目や手を通して、作りこまれていくというプロセスが分かってきたように思う。

はじめは、自分の作品が自分のものでなくなるような寂しさや、自分のペースで仕事を進められない苛立ちを強く感じ、戸惑った。今でもその違和感から完全に抜けきれたわけではないし、正直腹が立ったりもする。でも、これが好きなものを仕事にしようとするときに、どうしても通り抜けなくてはならないことなのだろう。

大好きな漫画「G線上ヘヴンズドア」の言葉を借りたら、嘘を売る商売なのだ。自分の嘘を流通ルートに乗せようと思ったら、様々なしきたりや、もっ と多くの人に買ってもらうための助言に従わなくてはならない。

来年は、2月15日に出版するやつと、出来ればもう一冊世に出せれたらいいなぁ。

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黒澤はゆま

Author:黒澤はゆま
歴史小説家。はゆまは古語で「早馬」「報せ」の意味。小説のことや歴史のこと、また日々の徒然のことを、「報せ」ていこうと思います。三国志を舞台にした小説「花武担」連載中。

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