実家でマレーシアを振り返ったり世界史について考えたり

今、宮崎の実家にいる。

愛媛から取り寄せた牡蠣を食べながら、あまちゃんのダイジェストを見るというのんきな年越しである。
平和過ぎるのか、こたつに入って能年玲奈ちゃん可愛いな~とか考えていると脳みそが溶けそうになる。

だが、12月は本当にハードだった。

なんといったって10日もマレーシアに行っていたのだ。

休日はチャイナタウンに行ったり、セントラルマーケットでお土産を物色したりと充実した日々だったけど、遊びで行ったわけではない。
昼はみっちり仕事、夜は駐在員独特の濃密な人間関係のなかで果てることのない飲み会に付き合わされ、滞在中は胃腸がボロボロ。

ホテルそばの、中国粥と揚げパンそれと豆乳をセットで出してくれる店が、はゆまにとっての天使だった。

「細長いけど白いお米の粥だよ~」

と涙を流しながら粥をすする日本人が珍しかったのだろう。中国系の店員が色々と構ってくれた。でも、胃腸に優しい薄味で食べたいんだよ!
勝手にナンプラー入れたり、青唐辛子入れようとするんじゃない!

しかし、本当に当たり前のように日本人が外に出て行って仕事する時代になったものだと思う。

つい一昔前まで、オトンの時代だったら海外出張は選ばれた特別な人が行くものだった。それも回数も限られていて、人生に一度か二度の大イベントだった。
オトンがアメリカに初めて出張で行ったときは、月の裏側に片道燃料で送られる人のように、餞別をたくさんもらった上、何回も壮行会を開かれたらしい。

それが、今ははゆまみたいなペーペーでも年にどころか、月に何度ものペースで海外に送り出されている。

下記は、高校の社会教科を講義するサイトだが、世界史について「人類の再会物語である」と美しい言葉で表現している。

http://www.ne.jp/asahi/your/story/index.html

世界の歴史、人類の歴史がこの美しい言葉の通りだったとしたら、日本人が外に出て働く、もしくは海外の人が日本で働くという流れは決して変わらないんだろうな。

チャイナタウンで青梗菜のオイスター炒めをつまみにタイガービールを飲みながら、マレー人、華僑、インド人、ドイツ人、オーストラリア人などなど、様々な人種・民族が行き交うのを眺めるのは、脳がしびれるような不思議な快感があった。

小説のために資料を読んでいるときも、様々な民族・人種が交錯する描写のところで同じような快感を感じる。

「劉邦の宦官」という微細な描写の積み重ねで成り立っている小説でデビューした年だったけど、来年からは少しずつ「人類の再会物語」を大きなスケールで描く小説の準備もはじめていきたいな。

来年もよい年になりますように!

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

三国志連載小説
花武担 花武担
プロフィール

黒澤はゆま

Author:黒澤はゆま
歴史小説家。はゆまは古語で「早馬」「報せ」の意味。小説のことや歴史のこと、また日々の徒然のことを、「報せ」ていこうと思います。三国志を舞台にした小説「花武担」連載中。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
ご意見、ご感想はこちら。必ず返信します

名前:
メール:
件名:
本文:

works
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR