ユーガットメール

ユーガットメールを見た。

1998年製作だから、もう15年前の作品だ。今でこそ、ネットといえば、ネットオタクとか、ネット弁慶とか、マイナスの接尾語がつくことの方が多いが、当時は、ネットサーフィンが趣味と中田英寿が言ったりしたことからも分かるとおり、とにかくナウく(古いね)かっこいい印象の言葉だった。

その世相を反映して、本作でも、ニューヨークのシティボーイ、シティガールによる、正体を隠したままのネットでの交流は、とてもクールなこととして描かれている。

もともと本作は、1940年に製作されたエルンスト・ ルビッチ監督の『街角/桃色(ピ ンク)の店』のリメイク作品。元映画の「手紙で文通」の設定が「インターネットでメール」に置き換えられているだけでストーリは大体一緒。そのため、最新の技術をモチーフにしている割に、話運び自体は古臭い。ネットによる、限られた情報のもとでの交流によるすれちがいや、独特の空気感、そしてどこまで繋がりが広がるか分からないワクワク感(当時からしたら)を描いたということなら、加藤茶が主演した1989年の日本のドラマ「空 と海をこえて」の方に軍配があがるだろう。まぁ、メグライアンはすごく可愛かったけど。

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黒澤はゆま

Author:黒澤はゆま
歴史小説家。はゆまは古語で「早馬」「報せ」の意味。小説のことや歴史のこと、また日々の徒然のことを、「報せ」ていこうと思います。三国志を舞台にした小説「花武担」連載中。

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