書き写し

ほぼ毎日、小説の書き写しをやっています。今、写しているのは川端康成先生の「眠れる美女」

やっぱり川端作品いいですね。最も美しい日本語を書く作家と言われるだけあって勉強になります。時々、読点や言い回しの部分で「うん?」と思うところもあるけど、まぁ川端康成だし、これでいいんでしょう、これが正しいんでしょう。

文章修業時代に、小説書き写しをするのは結構メジャーな方法で、はゆまが知っているだけでも、浅田次郎さん、田中慎弥さんが、先達の作家の小説を筆写することで文体を磨いていました。また、少し違いますが、古代中国を舞台にした小説をお書きになる宮城谷昌光先生などは、130巻、52万6500字の史記を全て書き写しました

ここまで来ると、ちょっと怖さを感じてきますが、いずれにせよ、書き写すという肉体を通したひたすらな反復訓練でしか、技を磨けないという点では、小説もスポーツも同じです。知り合いの作家さんは、文章を書く能力のことを、筋肉と表現しました。

北海道県警で伝説の刑事といわれた人が、尋問のノウハウを綴った論文のなかに「本当に強い人は夢を見る度に強くなれる」という一節があります。はゆまはこの言葉が好きなんですが、そこまでは至れなくても、昨日の次の今日、今日の次の明日、明日の次の明後日、一日一日上手くなっていければいいですね。

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三国志連載小説
花武担 花武担
プロフィール

黒澤はゆま

Author:黒澤はゆま
歴史小説家。はゆまは古語で「早馬」「報せ」の意味。小説のことや歴史のこと、また日々の徒然のことを、「報せ」ていこうと思います。三国志を舞台にした小説「花武担」連載中。

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